DNAプロファイル
海外のブリーダーはどうしてDNAプロファイルを取得するのでしょう。
このブログでは日本であまり馴染みのないDNA 🧬 プロファイルについてお話しします。
DNAプロファイリングとは?
DNAプロファイリングは遺伝的指紋法とも呼ばれ、これを用いれば個体の識別ができるだけでなく、計画的な交配、または不本意な交配で生まれてきた子犬の父犬の確認、外部スタッドサービスを使った際の精液の検証、人工授精前の精液の確認、そして複数のオスから生まれた子犬の確認が可能になります。その為、DNAプロファイリングはブリーダーや獣医師にとって非常に貴重なツールとなっています。このサービスを利用すれば、海外では会員団体の規制や子犬の登録に必要な要件に確実に対応することができます。オリベットのDNAプロファイリングは、ISAG(国際動物遺伝学会)の犬用一塩基多型(SNP)パネル1&2という厳しいガイドラインに従っています。
**DNAプロファイリングの利点**
親子関係の確認:外部スタッドサービスや複数のオスを用いた交配など、あらゆる交配シナリオを確認して親子関係を確実に確認します。*父犬・母犬・子犬のDNAサンプルが揃っていれば99.9%の確率で親子関係が証明できます。
二重の個体識別:マイクロチップは、体内で動いたり、体外に出てしまったり壊れてしまうことがあります。愛犬が迷い犬で見つかった際、これらのマイクロチップのトラブルが起こっていれば個体の確認が難しくなりますが、DNAプロファイルを取得しておけば再度迷い犬からサンプルを採取することで個体の確認が確実に可能となります。
セット検査(FBP:ブリードプロファイル)に付随:セット検査には追加費用なしでDNAプロファイルが含まれています。
優れた血統の確保:DNAプロファイルを利用した親子鑑定は、上記の二重の個体識別とともに子犬の血統を確実に証明できます。
コスト効率:DNAプロファイリングは一個体一度の料金で済むため、もしまた異なる組み合わせなど、別途親子鑑定をすることになってもその個体には費用が発生しません。
**サンプル採集の遵守(オーストラリアの場合)**
オーストラリアでは、複数のオスが関与する可能性がある場合やケネルクラブへの血統確認をする際に、下記の認定されたサンプル採集方法に従うことが義務付けられています。
- 第三者による採集:サンプルは獣医師またはオリベット担当者、オリベット承認の採集代理人によって採取されていること。
- 動物の物理的な識別:サンプル採集の際に、マイクロチップリーダーを使いマイクロチップ番号でも個体が識別されていることを採集者が確認すること。
** 更なるメリット **
全ての犬(母犬/父犬/子犬)がオリベットでDNAプロファイル分析を受けている場合、無料で「親子鑑定レポート」をリクエストすることができます。また検査をした疾患項目で父犬、母犬ともに結果が「ネガティブ・クリア」であった場合は、「親子鑑定によるクリア証明書」も無料で発行できます。子犬を譲渡する際、子犬のクリア証明が可能です。
親子鑑定によるクリア証明(子犬用)例:両親犬が下記の疾患においてネガティブ/クリアであった為、子犬にも同じ疾患においてクリア証明をしています。
- コバラミン吸着障害:キュビリン欠乏症
- コリーアイ/網膜脈絡膜形成不全
- シスチン尿症SLC3A1
- 変性ミエロパチー/変性性脊髄症
- 隅角形成不全関連緑内障
- イベルメクチン感受性 多剤耐性遺伝子 MDR1
DNAプロファイル価格:¥10,200/頭
例1:父犬、母犬、子犬1頭の提出の場合
→ ¥30,600のところ多頭割引適用で¥29,070 (¥10,200→¥9,690x3頭*)
*疾患検査同様、3頭以上になる場合は親子鑑定でも5%の多頭割引が適用されます。
例2:父犬(セット検査でDNAプロファイルを取得済み)、母犬(セット検査でDNAプロファイルを取得済み)、子犬1頭の提出の場合 → ¥10,200(子犬のDNAプロファイル費用のみ)
9月30日までの特別価格もご利用ください。
DNAプロファイル 10%OFF (9月30日まで) ディスカウントコード:PFL2024
FBPセット検査 10%OFF (9月30日まで) ディスカウントコード:FBP10OFF
留意 - DNAプロファイルは、犬の犬種を特定するものではありません。