現在, Orivetでは86犬種を対象にさまざまなDNA検査を行なっています。中でも遺伝性疾患検査は、これから産まれてくる子犬達を救うためにとても大切な検査です。ほとんどの遺伝性疾患の治療法はまだ見つかっていないうえに、知らないうちに人間の手でどんどん増やしてしまう可能性がある病気です。発症してしまった犬と一緒に生活をしていくことは、精神的な苦痛はもちろん、飼い主やブリーダーに多大な経済的負担を与えることにもなってしまいます。犬にとっても飼い主にとっても非常に重要な検査なのです。これまで、DNA検査が出来なかった時代、私たちは何も知らずに病気の犬を繁殖に使用して、多くの病気の犬(および発症予備軍)を作り出してきました。これは誰の責任でもありません。しかし、DNA検査が可能な今、簡単な検査で確実に可哀想な仔犬の誕生を避けられるのです。世界的にも、先進国を中心に繁殖前にはこういったDNA検査を必ず行う姿勢が「あたりまえ」になりつつあります。 日本ではまだ浸透し始めたばかりですが、これからの時代、繁殖に携わるすべての人が必ず知っておくべき事・・・それがDNA遺伝性疾患検査です。あなたはこれでもまだ、検査をせずに繁殖を続けますか?
今や、DNA検査で疾患の原因遺伝子を継承しているかどうかがわかる時代です。直接的な検査法は科学的で、その結果はこれからの繁殖に大いに役立つ、有益な情報です。あなたも是非、繁殖の前には必ずDNA検査を行い、健康な犬達を育ててください。もうこれ以上、防げたはずの病気の犬を産み増やさないで下さい。